こだわりのなたね油

米澤製油のこだわり、歴史についてご紹介します

こだわりの原料菜種

国産

日本の菜種は古くから栽培されており、江戸時代には灯油(ともしあぶら)として、油粕は肥料として利用されてきました。昭和30年頃には年間約30万t前後の収穫量がありました。しかし、日本固有の品種には、多量に摂取すると心疾患を引き起こす原因となるエルカ酸が多く含まれていました。加えて無エルカ酸菜種(キャノーラ種)が海外から多く輸入されるようになり、30年ほど前には食用としてはほとんど栽培されなくなりました。1990年に東北農業試験場で無エルカ酸菜種「キザキノナタネ」が品種改良によって開発されました。その後、農家が連作障害を避けるために菜種を栽培したところ、土壌が改良され他の農作物の収量が上がる効果があり、2014年ごろまでは、年間1,000t位まで収穫される様になり、そして2015年から助成金の拡大により、次第に作付面積が増えてきました。現在は年間3,000t強(※)収穫されるまで回復しています。しかしながら輸入原料菜種の0.15%の収穫量にしかなりません。当社ではその貴重な国産原料菜種の約6割を購入し搾油しています。

【参考】(※)農林水産省「農林水産統計」〜平成30年度産なたね収穫量〜

オーストラリア産

現在日本には、年間約240万tの菜種が輸入されています。主な輸入国はカナダ、オーストラリアですが、その約90%が遺伝子組換え(GM)菜種です。(カナダ産の93%、オーストラリア産の22%がGM菜種です)(※)当社では1997年まではカナダ産の菜種を使用していましたが遺伝子組み換えが開始されたため、オーストラリア産の菜種に切り替えました。しかし、オーストラリアでも遺伝子組み換えが開始されたため、現在では非遺伝子組み換え(NON-GMO)作物を栽培する農家と契約を結び、栽培から流通までの各段階で分別管理(IPハンドリング)された菜種のみを購入し搾油しています。

【参考】(※)財務省「貿易統計」及びISAAAの資料から算出

もっとも栄養バランスの取れた植物油「なたね油」

脂肪酸の効能とは?

油は複数の脂肪酸によって構成されています。よく聞く脂肪酸としては、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、中鎖脂肪酸です。

・オレイン酸(ω-9系)

善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを下げる効果があり、心疾患を予防する働きがあります。

・リノール酸(ω-6系)

人間にとって摂取が必要な必須脂肪酸ですが、過剰摂取は生活習慣病の原因になります。

・リノレン酸(ω-3系)

リノール酸同様必須脂肪酸です。中性脂肪を下げる働きの他、血液をサラサラにして動脈硬化を防止する働きがあります。

・中鎖脂肪酸

消化吸収が早く、速やかにエネルギー源となって代謝されます。

脂肪酸組成比較

なたね油 オリーブ油 エゴマ油 ココナッツオイル
オレイン酸(ω-9系) 60% 75% 20% 5%
リノール酸(ω-6系) 20% 10% 10% 1%
リノレン酸(ω-3系) 10% 1% 60% 0%
中鎖脂肪酸 0% 0% 0% 64%
その他 10% 14% 10% 30%

なたね油の脂肪酸がもっともバランスが取れている

どの脂肪酸も人の体にとって有効で、マスコミ報道等の影響もあり、偏って摂取しがちですが、望ましい摂取割合があります。厚生労働省の資料では、ω-9系>ω-6系>ω-3系の順で摂取すると望ましいと言われています。(※)オリーブ油はオレイン酸が豊富ですが、リノレン酸が少なすぎます。最近、メディアで取り上げられているエゴマ油は最も摂取すべきオレイン酸が少なすぎます。ココナッツオイルはオレイン酸と必須脂肪酸が少なすぎます。なたね油はω-9、6、3系の脂肪酸が理想的な摂取割合で入っており、植物油のなかで最もバランスの取れた油と言えるのです。

(※)厚生労働省 日本人の栄養所要量・公衆衛生審議会答申

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